2ntブログ

10年前の今日。

10年前の今日も晴れて暑い日だったと記憶しています。
もちろん今年みたいに猛暑日ばっかりではありませんでしたが、当時はエアコンが故障していたので体感的には今年の夏以上に暑く感じました。

電車で向かったのは早稲田駅、よくわからない雑居ビルの4階でした。
恐る恐る近くにいた方に声を掛け用件を伝えると、用事が終るまで待っているようにとの事。

予定の時間は午後4時。

初めて見る出版社の編集部、雑然と並ぶ書籍というかエロ漫画、作業机の下から這い出てくる編集さんを本当に見ました。
あ~、編集部の中に自販機があるんだぁ…。

しばらくして、こちらに向かってくる編集さん。
原稿の入ったファイルを手渡すと、それをパラパラと見始める。
そして場所を移したいから下の喫茶店に行くとの事、正直、この時点である程度の手ごたえはありました。

2000年8月24日は初めて持ち込みをした日です。
ポプリクラブ
晋遊舎のポプリクラブ。
今は子会社のMAXから発刊されていますが、コンビニで売っているこの雑誌が初めての持ち込み先でした。

今日のように暑い中、持ち込み募集のページを切り取って、それを見ながら編集部に向かったのも良い思い出です。
その時のポプリクラブは今でも献本と並べて保管してあります。
夏コミに落選して、右足を骨折し、これも良い機会だと思い今の能力で可能なプロデビューを狙って持ち込んだのが10年前のこの日でした。
昔の日記を見ると、それなりに覚悟して執筆・持ち込みしたみたいですよ。

何せ初めて描いたエロ漫画でしたから!
実は、それまで同人でもエロは描いていなかったのですよ。

結果は、今を見ての通りです。
もう廃刊しましたがポプリクラブの増刊にコミック・マオという無線綴じの成年誌がありまして、あじす・あべば先生の代原でのデビューでした。
ですからデビュー誌の表紙に名前が無かったんですね。

スーパービックリマンの全巻を持っていたので密かに嬉しかったです。
ただ、デビューしてしまったのでアシスタント希望の話は無くなりましたが…

これで作家生活10年目に入る事になったわけですが…何だか歳を取るのが嫌な感覚に似ているよ。
単行本も、もうすぐ8冊目の単行本がヒット出版社から出ます。
献本は既に手元に届いておりまして、それを眺めながら10年の年月…の割にはあまり上手くなってないなぁ。



本来なら、昨日の出版社の飲み会のことも書きたかったのですが…。

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Secret

はじめまして~(´・ω・`)

恋のメビウスの猫目ツインテの彼女に惚れてから、昭島しゅん先生のファンです。
でも、最近はえっちい本離れも進んで、あんまり先生の作品を見る機会もなくなってファンと胸張って言えるかどうかアヤシイですけど(苦笑)

でも、いまでも描き続けててくれてなんだか嬉しいです。
好きな作家さんが描くことをあきらめてしまったりすると底辺の底辺ファンでも悲しいですから。

諦めることは簡単で、続けることは難しいもんですよね。
だけど、10年も頑張って続けてきた昭島先生の努力(?)が報われることを底辺の底辺ファンとしてささやかながら願ってます。

ちなみに、いまでも恋のメビウスは本棚の片隅に(笑)

ありがとです。

ありがとうございます、「努力(?)」の表現が絶妙で適切です。
なんだかんだで10年過ぎていました、読者にとって良い方向にレベルアップ出来ていれば嬉しいです。

短編「恋のメビウス」は自分の中でも、持ち込みした雑誌ポプリクラブに初掲載していただいた特別な作品です。
今でも、あの作品を越えられないでいるような気がします。
プロフィール

昭嶋しゅん

Author:昭嶋しゅん
日々の出来事を、気が向いたときにでものんびりと。

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